大阪城の主役・豊臣秀吉|歴史と見どころ完全ガイド


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更新日:2026年6月19日

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湯あがり ぽか子

温泉大好き40年のベテラン。「一湯一会」を逃さないために、常に手ぬぐいを持ち歩いています。長年の経験で、お湯を触っただけで大体の泉質がわかる特技を持ちます。温泉好きが高じて、温泉ソムリエ・温泉観光アドバイザーの資格を取得。日本の宝である「温泉文化」を皆さんにお伝えできることが喜びです!

大阪城は豊臣秀吉が1583年(天正11年)に築城を開始した天下人の城です。
ただし、現在私たちが目にしている天守閣は徳川時代に再建されたもの。
秀吉が実際に造った大坂城は地中深くに眠っています。
この「知られざる事実」も含め、秀吉ゆかりのスポットと歴史の見どころを、わかりやすくご案内します。

1. 豊臣秀吉と大阪城の歴史


出典:フォトAC

豊臣秀吉(1537〜1598年)は、尾張国(現在の愛知県)の農民の子として生まれ、織田信長に仕えながら頭角を現した戦国武将です。
信長の死後、明智光秀・柴田勝家らを退け、ついに天下統一を成し遂げた「戦国一の出世頭」です。

1583年(天正11年)、秀吉は現在の大阪城の地に大坂城の築城を開始します。
場所は、かつて石山本願寺があった跡地。
全国31か国の大名が参加した「天下普請」によって建設が進められ、当時の日本最大規模の城郭が完成しました。

 

秀吉の大坂城・主な出来事年表

出来事 概要
1583年 築城開始 石山本願寺跡地に大坂城の建設着工。天下普請で全国の大名が参加
1585年 関白就任 秀吉が関白に就任。大坂城を政治の中心として整備
1590年 天下統一 小田原城攻略で天下統一完成。大坂城は名実ともに天下人の城となる
1594年 有馬に湯山御殿建設 有馬温泉に秀吉専用の湯治施設を造営
1598年 秀吉没 大坂城で死去。享年62歳。辞世の句「露と落ち 露と消えにし わが身かな」
1615年 大坂夏の陣 豊臣家滅亡。秀吉の大坂城は焼失
1620年代 徳川が再築 徳川幕府が豊臣の城を地中に埋め、その上に新たな城を建設

2. 実は「徳川の城」?大阪城の知られざる真実


出典:大阪城天守閣

大阪城を訪れる多くの方が「秀吉の城を見に来た」と思っているかもしれませんが、実は現在の天守閣は秀吉が造ったものではありません。
これは歴史ファンにとっても驚きの事実です。

1615年の大坂夏の陣で豊臣家が滅亡すると、徳川幕府は焼け落ちた秀吉の大坂城の上に大量の盛り土をして完全に埋め、まるごと新しい「徳川の大坂城」を築きました。
地中に眠る秀吉の城と、その上に建てられた徳川の城という、二重構造になっているのです。

 

豊臣の城 vs 徳川の城 比較

項目 豊臣の大坂城(秀吉)vs 徳川の大坂城
築城時期 豊臣:1583年〜 / 徳川:1620年代〜
天守の特徴 豊臣:黒漆塗り・金箔瓦の豪華な天守 / 徳川:白漆喰の天守
現在の状態 豊臣:地中約5〜10mに埋没 / 徳川:石垣・堀が現存
現在の天守閣 豊臣天守ではなく昭和6年(1931年)に再建された鉄筋コンクリート製
見学できる遺構 豊臣:「豊臣石垣」が天守閣地下で公開 / 徳川:城郭全体

天守閣の地下では、秀吉が築いた「豊臣石垣」を実際に見学することができます。
地中に眠る400年前の石垣を目の前にすると、歴史の重みをひしひしと感じます。

3. 大阪城で秀吉を感じるスポット


出典:大阪城天守閣

現在の大阪城には、徳川時代の建造物が多く残る一方、秀吉ゆかりのスポットもいくつか点在しています。整備された見学施設で見ることができます。

 

豊臣石垣(天守閣地下1階)

2018年に一般公開が始まった、秀吉が築いた本物の石垣。現在の地表から約6mの地中に眠っており、天守閣地下に整備された見学施設で見ることができます。
「黄金の城」と称された秀吉の大坂城の、数少ない現物遺構のひとつです。

 

場所 大阪城天守閣 地下1階
見学料 天守閣入館料(大人1200円)に含む
見学時間 9:00〜18:00(最終入館17:30)
特記事項 バリアフリー対応。エレベーターで地下へアクセス可

 

豊國神社(ほうこくじんじゃ)

大阪城公園内に鎮座する、豊臣秀吉を祭神とする神社。
境内には秀吉の銅像が立ち、多くの参拝者が訪れます。
秀吉の命日(8月18日)前後には例祭が行われます。

 

場所 大阪府大阪市中央区大阪城2-1
参拝時間 境内自由(社務所 受付時間 9:00〜16:50)
アクセス JR大阪環状線 「森ノ宮駅」より徒歩13分

 

天守閣内の常設展示

天守閣の各階には、秀吉の生涯・大坂の陣・豊臣時代の史料などが充実した展示があります。
等身大パネルや映像展示もあり、歴史が苦手な方にもわかりやすく秀吉の生涯を学べます。8階の展望台からは大阪の街並みを一望でき、秀吉が眺めた景色に思いを馳せることができます。

4. 秀吉はどんな人物だったか


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豊臣秀吉の魅力は、その劇的な生涯にあります。
農民から天下人へという前例のない出世を遂げた人物です。

 

秀吉の人物像を伝えるエピソード

黄金趣味 黄金の茶室・黄金の鎧など、金箔をふんだんに使った装飾を好んだ。大坂城も「金城(きんじょう)」と呼ばれるほど豪華だった
温泉好き 有馬温泉を後半生だけで9回訪れたと記録が残る。専用の湯治施設「湯山御殿」まで造らせた
千利休との関係 茶の湯を愛し、千利休を師と仰いだ。有馬での茶会の記録も残る。後に利休を切腹させた複雑な関係でもある
辞世の句 「露と落ち 露と消えにし わが身かな なにわの事も 夢のまた夢」。大坂城での栄華も夢のようだと詠んだ
家族への情 正妻・ねねとは晩年まで手紙を交わした。嫡男・秀頼への想いは深く、晩年は秀頼の行く末を案じ続けた

「人たらし」とも呼ばれた秀吉は、敵をも魅了する話術と人心掌握術の持ち主でした。
農民出身ながら天皇にも近づいたその人生は、現代にも通じる「努力と運」の物語として多くの人を惹きつけています。

5. 秀吉ゆかりの温泉地・有馬温泉


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秀吉がこよなく愛した有馬温泉は、大阪城めぐりと並ぶ「秀吉の旅」の定番です。
後半生だけで9回の湯治が公式記録に残る、秀吉ゆかりの地の中でも特別な場所です。

 

秀吉と有馬温泉の深い関係

秀吉が有馬温泉を初めて訪れたのは1580年(天正8年)頃とされ、三木城攻めで疲れた体を癒すために訪れ、2日間眠り続けたという逸話が残っています。
その後、天下統一の激動の時代も湯治を欠かさず、有馬を直轄領とするほど深く関わりました。

1594年(文禄3年)には、有馬に「湯山御殿」と呼ばれる専用の湯治施設まで造営。
大坂城と同じ瓦を使い、蒸し風呂や岩風呂を備えた豪華な施設でした。
阪神淡路大震災の際にこの遺跡が発掘され、秀吉本人のものとみられる体毛まで見つかっています。

秀吉は有馬温泉の「三恩人」のひとりとされており、温泉地の復興にも尽力しました。
大阪城見学の後、秀吉が愛した湯に浸かる旅は、歴史をより身近に感じる特別な体験になります。

 

有馬温泉・秀吉ゆかりのスポット

太閤の湯殿館 湯山御殿の遺跡展示施設。秀吉が実際に使った浴槽跡を見学できる(入館料あり)
ゆけむり広場 秀吉像が立つ広場。有馬温泉駅から徒歩すぐ
念仏寺 秀吉・ねねゆかりの寺。秀吉が修復に関わった
金の湯 有馬を代表する含鉄泉の外湯。秀吉が愛した金泉を現代に伝える

有馬温泉の詳細はこちら

6. モデルコース


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【日帰り】大阪城で秀吉を深く知るコース

9:00 大阪城公園着・豊國神社参拝(秀吉の銅像を見学)
9:30〜11:30 天守閣見学(地下の豊臣石垣・各階の展示・8階展望台)
12:00 公園内または周辺でランチ(大阪名物を味わいたい)
13:00〜14:00 公園内の石垣・堀の散策(徳川vs豊臣の違いを感じる)
14:30以降 帰路

所要時間:約5〜6時間。天守閣内はエレベーターあり。足腰に不安のある方も安心して見学が可能です。

 

【1泊2日】大阪城+有馬温泉 秀吉ゆかり旅

1日目 午前〜午後 大阪城公園・豊國神社・天守閣見学
1日目 夕方 有馬温泉へ移動(阪急・神戸電鉄で約1時間〜1時間30分)
1日目 夜 有馬温泉泊。金泉(含鉄泉)で疲れを癒す
2日目 午前 太閤の湯殿館(湯山御殿遺跡)見学・温泉街散策
2日目 午後 金の湯・銀の湯めぐり後、帰路

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7. よくある質問(FAQ)


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Q1. 大阪城天守閣はエレベーターで上がれますか?

はい、天守閣内にエレベーターが設置されています。
足腰に不安のある方や車椅子の方も、スタッフにお声がけいただければ対応してもらえます。8階の展望台まで無理なく上がれるので、ご安心ください。

Q2. 豊臣石垣はどこで見られますか?

天守閣地下1階の見学施設で見ることができます。入館料(大人1200円)に含まれており、追加料金は不要です。
実際に秀吉が積んだ石垣を間近で見られる貴重なスポットです。地下へはエレベーターでアクセスできます。

Q3. 大阪城から有馬温泉へはどうやって行くのが便利ですか?

大阪城公園駅(JR環状線)→大阪駅→三宮駅(JR神戸線)→有馬口駅(神戸電鉄有馬線)→有馬温泉駅というルートが一般的です。乗り継ぎにより約1時間〜1時間30分。阪急バスの直通便(季節運行)もあるため、ご出発前に最新情報をご確認ください。

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