温泉経営者がおすすめする一度は泊まりたい温泉宿#7 別府温泉-悠彩の宿 望海-
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かっきー
江戸の玄関口と言われた宿場町に生まれ育った生粋の江戸っ子。還暦を迎えた今なお、旅とサーフィンをこよなく愛するアクティブシニア。某夕刊紙に勤務していた経歴を持つ。
マイナーな温泉から秘湯まで、気の向くままに温泉へ出かけることが大好きです。温泉の良さはもちろん、分かりやすく温泉や旅館などの良さをお伝えしてまいります。
全国津々浦々の温泉地へ出かけ、温泉や自然、文化に触れてリフレッシュされる方も多いのではないでしょうか。その旅行の要のひとつとなるのが「温泉宿」。日本全国の温泉地には様々な趣向を凝らした宿が立ち並んでいます。本特別企画では、温泉経営者がおすすめする温泉宿を選んでいただき、リレー形式でご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、熊本県の「阿蘇内牧温泉 蘇山郷」永田祐介様がおすすめする、大分県の「別府温泉 悠彩の宿 望海」です。温泉経営者が素晴らしいと認めた温泉宿の魅力をお届けします。
目次
第7回目は大分県別府市にある別府温泉の「悠彩の宿 望海」へインタビュー
提供:悠彩の宿 望海
第7回となる今回は、前回インタビューさせていただいた熊本県の阿蘇内牧(あそうちのまき)温泉「蘇山郷(そざんきょう)」の永田さんがおすすめする、別府(べっぷ)温泉「悠彩の宿 望海(ぼうかい)」の経営者へインタビューしました。
悠彩の宿 望海のある別府温泉は、大分県別府市内に広がる別府八湯(別府温泉・浜脇温泉・観海寺温泉・堀田温泉・明礬温泉・鉄輪温泉・柴石温泉・亀川温泉)の中心部にある温泉地。
そんな別府温泉で多くのお客様をおもてなしする悠彩の宿 望海は、昭和23年に開業した別府温泉の中でも歴史あるお宿です。
老舗旅館の改革を推進する別府温泉「悠彩の宿 望海」4代目当主・木村 大成さん
悠彩の宿 望海 4代目当主・木村 大成さん
◇らくらく湯旅編集部(以降 編集部):特別企画の第7回は、別府温泉「悠彩の宿 望海」代表取締役社長である木村大成さんにお話を伺います。
本日はお忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
◆木村さん:よろしくお願いいたします。
さっそくお話を伺いました!
悠彩の宿 望海がある別府温泉はどのような温泉地でしょうか。
JR別府駅前広場(別府観光の父・油屋熊八像)
◆木村さん:別府温泉はJR別府駅から徒歩15分、別府湾に面した北浜沿いに位置し、およそ2,000人以上が宿泊できる温泉宿泊施設が軒を連ねています。
宿のスタイルもここ数年で変化して温泉旅館からホテルまで様々なスタイルの宿が集積されています。
駅から北浜までの周辺にはバーやライブハウスなどが立ち並ぶ繁華街、昔ながらの商店、大型ショッピング施設、北浜沿いには自然の景観を活かした遊歩道があるなど、一般的な温泉地のイメージとは趣が異なります。
多様な街並みから、私どもは別府温泉を都市型温泉地と呼んでいます。
提供:悠彩の宿 望海(お宿から眺める別府湾)
◇編集部:都市型温泉地とは言い得て妙ですね。
以前に別府温泉の特集で取材に訪れた際は、特にアクセスの方法が多く便利であった印象が強かったです。
◆木村さん:JRのほか、お車であれば別府ICから15分、飛行機であれば大分空港から高速バスで40分、船でも別府国際観光港から徒歩で20分というアクセスの良さも別府温泉の特長です。
また、別府温泉から車で10分ほど移動すれば湯煙の上がっている鉄輪(かんなわ)温泉、その先に硫黄泉が湧く明礬(みょうばん)温泉と連なり、別府八湯を巡るにも便利な立地となっています。
◇編集部:多彩な泉質の湯巡りを贅沢に楽しめる拠点として、希少なロケーションですね。