美人の湯とは?「日本三大美人の湯」とおすすめ温泉旅館3選!
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ともきち
温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。
いくつになっても美しくありたいと思うのが女ごころ。温泉に浸かって身も心もリラックスしながら、美人にもなれたら、そんな嬉しいことはありませんよね。そんな願いを叶えてくれるのが「美人の湯」です。
今回は、美人の湯を代表する「日本三大美人の湯」の効能と共に、おすすめの温泉旅館をご紹介します。
目次
美人の湯とは?
美人の湯とは
出典:PIXTA
美人の湯
肌をきれいにする、さらさらにする、「美肌」が期待できる温泉のことを「美人の湯」といいます。
ただし、美肌づくりは病養ではないので温泉の適応症には入っておらず、美人の湯という泉質はありません。そのため美肌効用のある温泉を見つけるには、温泉の成分に注目する必要があります。
美肌に良い温泉成分
美肌に良い温泉はアルカリ性で、成分にナトリウムイオンやカルシウムイオンが含まれているものです。
アルカリ環境の温泉では、ナトリウムイオンが皮脂と結合すると石鹸のような状態になり、清浄作用が生まれます。また、同じくアルカリ環境の温泉で、カルシウムイオンが皮脂と結合すると、ベビーパウダーのようなカルシウム脂肪酸を作り出し、肌がさらさらします。
三大美人泉質
美肌に良い湯成分の条件を満たす泉質は、「炭酸水素塩泉」「硫黄泉」「硫酸塩泉」で、これらを「三大美人泉質」と呼びます。
三大美人泉質の効能・効用とは
出典:PIXTA
三大美人泉質は、どの泉質も「乳化作用」という肌の角質を取ったり肌の表面を溶かしたりする作用があるためつるつるのお肌になりますが、それに加えて硫黄泉、硫酸塩泉には以下の特長があります。
硫黄泉
皮膚の外側と内側の両方から美肌に作用するのが「硫黄泉」。皮膚の外側の毛穴汚れを落とす作用に加え、硫黄泉の硫化水素成分が皮膚に滞ったメラニンの代謝を助けると言われており、透明感のある美肌が期待できます。
硫酸塩泉
「硫酸塩泉」のうち、「芒硝(ぼうしょう)泉」はお肌に水分を運び潤い補給をする働きのあるナトリウムを含んでいるため、乾燥やカサカサ、それにより衰えがちな美肌力を活性化していく役割があります。しっとり系化粧水や入浴剤にも取り入れられているうるおい成分です。
美人の湯に入る時の注意点
美肌作用のある強アルカリ性の温泉は、肌の角質除去には良いのですが、汚れなどと一緒に肌を保護する潤い成分も落としてしまうため、肌が乾燥してしまいがちです。
湯上り後、すぐ保湿ケアを行いましょう。
参考:ゆ〜ゆ|ちょっと気になる温泉のはなし「美人の湯」ってなに?
参考:温泉ソムリエが教える!幸せになる入浴法|美肌泉質の見分け方