単純温泉とは?効用とおすすめの温泉地を3つご紹介!


単純温泉への入浴・飲用するときの注意点

単純温泉は刺激が少ないので、独自の禁忌症は浴用・飲用ともに特にありません。

しかし、同じ泉質でも各温泉施設の温泉の成分や加水などの使用状況により、肌触りや作用が異なるので個別に注意が必要です。

「一般的禁忌症」という療養泉全体に該当する、例えば熱があるなどの病気や重い疾患を患っている方は、入浴を控えるようにしましょう。

参考:温泉部|単純温泉とは?

日本全国どこでも楽しめる単純温泉から特におすすめの温泉地3選

日本国内にある温泉の40%を占める単純温泉は、全国どこでも楽しむことができます。

今回はその中で、単純温泉の魅力をたっぷりと堪能できるおすすめの温泉地を3つご紹介します。

1. 下呂温泉(岐阜県)

提供:岐阜県観光連盟

日本三名泉の一つ、岐阜県の「下呂(げろ)温泉」。泉温84度という高い温度で湧きだす天然温泉の泉質は、無色無臭の単純温泉です。アルカリ性単純温泉に分類されるph9.18のお湯は、肌触りがとてもまろやかで、絹のようなすべすべの美肌にしてくれます。そのため、下呂のお湯は「美肌の湯」として人気を博しています。

<下呂温泉>
・所在地:岐阜県下呂市
・アクセス(電車・バス):「JR名古屋駅」から高山線ワイドビューひだで約1時間半。「JR下呂駅」下車すぐ。
・アクセス(車):中央自動車道「中津川IC」下車後、国道257号線にて約1時間。

2. 湯布院温泉(大分)

出典:PIXTA

大分県の「湯布院(ゆふいん)温泉」は、日本第2位といわれる約900もの源泉数と日本第3位の毎分38,600Lの湧出量を誇ります。お湯の刺激がマイルドなので、お子様から年配の方まで幅広い年齢の方が安心して入浴ができる温泉が多くあります。ただし、「塚原エリア」の温泉は、pH1.4の強酸性で、浸かるとピリッとした刺激を感じます。全鉄イオン含有量の多さは日本第1位で草津温泉・有馬温泉に並び日本3大薬湯の一つとして知られ、全国から温泉好きや湯治客が多く訪れます。

<湯布院温泉>
・所在地:大分県由布市湯布院町
・アクセス(電車・バス):「JR博多駅」からゆふいんの森号に約2時間乗車し、「JR由布院駅」下車すぐ。
・アクセス(車):博多から九州自動車道と大分自動車道を通り「湯布院IC」から車で約5分(約1時間半)。

3. 道後温泉(愛媛県)

出典:PIXTA

愛媛県の「道後(どうご)温泉」では、18本の源泉から汲み上げられる泉温が20度から55度と温度に幅があります。そこで全国でも珍しく、温度の異なる源泉同士を混ぜ合わせることで42度程度の適温に調整し、無加温・無加水の「源泉かけ流し」を実現しています。この方法では加温や加水をしていないので、源泉の効用を最大限に得られる利点があります。泉質はph約9のアルカリ単純泉で、皮膚表面の角質層を溶かし肌を生まれ変わらせる「美肌の湯」です。

<道後温泉>
・所在地:愛媛県松山市道後
・アクセス(電車・バス):伊予鉄道「松山駅前駅」から伊予鉄道・松山駅前線に約25分乗車後、伊予鉄道・市内線」乗り変え、「道後温泉電停」で下車すぐ。
・アクセス(車):「JR松山駅」から国道196号線、平和通り、県道188号線を通って道後温泉着(約20分)。

単純温泉に浸かって心と体の調子を整えリラックスしよう!

出典:PIXTA

今回の記事では、単純温泉の効用とおすすめの温泉地をご紹介しました。

単純温泉は、体だけではなく心も癒す優しい温泉です。単純温泉に浸かる頻度を増やして健康な心身と美肌を目指してはいかがでしょうか。