初心者必見!垢すりの4つの効用と誰でも簡単にできる正しいやり方をご紹介


自宅で実践!まずは垢すり用のタオル選びから

垢すり用のタオルは、素材や長さの違うものなど、たくさんの種類が市販されています。

ここでは、ご自分に合ったものを選ぶための、ポイントをご紹介します。

素材で選ぶ

最初に選び方のポイントでお伝えしたいのが、素材で選ぶポイント。

垢すり用タオルの素材は、主に「合成繊維」「絹」「綿」の3種類があります。

肌の強い方、しっかり汚れを落とした方は「合成繊維」がおすすめ

100均やドラックストアなどにも品揃えが多く、安価で手に入り安いのは、合成繊維の垢すり用タオルでしょう。

合成繊維の垢すり用タオルの長所は、汚れをしっかり落としてくれるところ。使ったあとに素早く乾くポイントも魅力の一つです。

ただし、合成繊維の垢すり用タオルは肌に必要な油分までこすり取ってしまう恐れがあり、また、皮膚への刺激が強くて、使い方によっては肌に色素沈着を引き起こしてしまう可能性もあります。

そのため、合成繊維の垢すり用タオルは、肌の比較的強い方におすすめします。

ちなみに、垢すりの本場である韓国で主に使用されている合成繊維はレーヨンですが、日本では、他にもナイロンやポリエステルの垢すり用タオルが販売されています。

徹底的に体の垢を落としたい方は、合成繊維の中でも繊維の目が粗い硬めの肌ざわりのナイロン素材の垢すり用タオルがおすすめです。

しかし、肌を傷つけやすいので、肌の強さに自信のある方も、1週間に1回など日にちを空けて垢すりするようにしましょう。

肌ざわりを重視する方には「絹(シルク)」がおすすめ

合成繊維の垢すり用タオルに比べ、肌ざわりの柔らかな垢すり用タオルは、絹(シルク)のものです。

シルク特有の成分で、肌の保湿もをしっかりしてくれるので、垢すり後につるつるお肌を目指せます。

また、絹(シルク)の垢すり用タオルは繊維が細かいので、角質や汚れもよく落ちると人気です。

ただ、肌ざわりが柔らかく保湿性が高いといっても、強い力で擦ってしまうと肌が傷つくこともありますので、擦る力や垢すりの頻度には気をつけてください。

敏感肌の方には「綿(コットン)」がおすすめ

敏感肌や乾燥肌の方は、肌への刺激が少ない綿(コットン)の垢すり用タオルがおすすめです。高齢者や皮膚が薄い子どももご使用いただけます。

綿(コットン)は、布繊維に独特のチクチクする感触も少ないので、垢すり中の違和感もないでしょう。

しかし、綿(コットン)の垢すり用タオルは、水分をよく吸収するため、垢すり利用後に洗って絞ってもなかなか乾かないというデメリットがあります。

使用後は、硬く絞ってカビが生えないようにしっかり乾燥させましょう。

洗いたい部位で選ぶ

次に紹介する垢すり用タオルの選び方は、洗いたい部位で選ぶ方法です。

垢すり用タオルの長さには、「ロングタイプ」や「ショートタイプ」などの分類があります。

それぞれ垢すりが得意な体の部位があるので、さっそく見ていきましょう。

背中を洗うには「ロングタイプ」がおすすめ

背中や腰など、手を伸ばしただけでは届きにくい体の部分を垢すりしたい場合は、100~120cmほどのロングタイプの垢すりタオルを選ぶと良いでしょう。

ロングタイプの垢すりタオルの端をそれぞれ手で持って背中側に回し、ゴシゴシと上下左右に動かせば、背中にたまった汚れをしっかり落とせます。

長いまま使うだけでなく、4つ程に畳んで小さくまとめれば、細かい部位の垢も取りやすくなります。

ロングタイプの垢すり用タオルは色々な長さがあるので、自分が動かしやすいと思う長さを選んでください。

脇やひじの裏を洗うには「ショートタイプ」がおすすめ

ショートタイプの垢すりタオルは、中の空洞に手を入れて使うミトンタイプのものがほとんどです。力が入れやすいので、脇やひじの裏、かかと、ひざなど体の特定の部分を集中的にこする際に向いています。

使用後は洗って絞った後、壁にかけておくと早く乾きやすくカビ防止対策ができるので、フックにかけられるひも付きのものを選ぶと便利です。

形で選ぶ

最後の選び方は、形で選ぶ方法です。

垢すり用タオルは形状もさまざまなので、用途に合わせて洗いやすい形状の垢すり用タオルを選びましょう。

「タオルタイプ」は、体全体を洗いやすい

タオルタイプは、先ほどご説明したロングタイプの垢すり用タオルのことです。

伸ばせば背中などの届きにくい部分、小さくたためばひじなどの細かい部分と、体全体の垢すりに多用できます。

また、1枚の布でできているので、乾かしやすいメリットもあります。

「ミトンタイプ」は、強さを調節しやすい

ミトンタイプは、先ほど紹介したショートタイプの垢すり用タオルのことです。手袋のように手にはめて使うので、こする強さを調整しやすいメリットがあります。

例えば、足の指の間には特に垢が溜まりやすいので、ミトンタイプで重点的にこすると良いでしょう。

「ブラシタイプ」は、背中を重点的にこすれる

垢すりできるブラシに持ち手がついたタイプもあります。持ち手を持って背中に回すことで、届きにくい部分の垢すりを重点的にしっかりと行うことができます。

参考:gooランキング|あかすりタオルの人気おすすめランキング15選【ボロボロ落とせる】

垢すりのやり方の手順をチェック。最大限に効用を得るために!

出典:PIXTA

自宅でできる垢すりのやり方を3つのステップで説明します。

ステップ1:38~40℃のお湯に15分程度浸かる

38~40℃の熱すぎないお湯を貯めた湯船に15分ほど浸かり、身体を温めて肌を柔らかくします。こうすると肌の表面に身体の古い角質が浮いてくるので垢すりがしやすくなります。ほどよく汗をかく程度を目安にするとよいでしょう。

ステップ2:湯船から上がり、体を軽く拭く

湯船から上がったら体を軽く拭きましょう。水滴を拭う程度で構いません。

そうすることで、垢すり用タオルと肌の摩擦をより大きくすることができます。

先ほども説明したように、垢すり前に石鹸やボディーソープなどで体を洗わないようにしましょう。

ステップ3:乾いた垢すりタオルを使う、または、しっかり固く絞る

体の水滴を取ったように、垢すり用タオルの方もできるだけ水分がない方が、摩擦が起きやすくなります。乾いた、または、固く絞った垢すりタオルを使うようにしましょう。

ただし、その日によって肌の状態も変わるので、こすっている最中に強い痛みが出てしまう場合は、少し水を含ませて刺激を弱く調整すると良いです。

石鹸やボディソープを使ってしまうと、垢すりタオルの摩擦が弱まるので、使用は控えましょう。

ステップ4:力を入れずに優しく垢を落とそう

垢すり用ミトンやタオルで身体をこすっていきます。肌はデリケートなのでゴシゴシとこすり過ぎないように、力を入れず優しく肌をなでるように行うのが正しいやり方です。

垢すりタオルでこすっていくと肌が赤みを帯びてきますが、痛みがなければ、血行が促進されている証拠なのでそのまま続けても問題ないでしょう。

肘、膝、くるぶし、足の裏などは、古い角質が溜まっている可能性が高いので念入りにこすりましょう。

参考:温泉部|【肌に悪い?】あかすりとは?効果ややり方から韓国式との違いまで
参考:100点ブログ|垢すりはコツさえ分かれば自分でできる!自宅のお風呂で美肌を作ろう

やり方は簡単!垢すりを取り入れて健康的な身体作りを心がけよう

出典:写真AC

垢すりはやり方が簡単で誰にでもできる美容法です。この記事で紹介したやり方を参考にしてさっそく生活に取り入れてみましょう。日本でも江戸時代初期から親しまれてきた垢すり。美容だけでなく健康的な身体作りに期待できるそうなので、ぜひ自宅で試してみてください!