ゲルマニウム温浴とは?期待できる効用や自宅で楽しむ方法
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たけちゃん
普段はパソコンと向き合うデスクワーク、休日は疲労回復&リラックスのために温泉を訪れるのが定番の過ごし方。温泉情報には常にアンテナを張って、気になる温泉があるとちょっと遠くてもドライブがてら遠出します。山の中にある温泉や海の近くなど、自然の中にある温泉が好きです。温泉でリフレッシュした後は、近隣のおすすめグルメをチェックするのも恒例です。
「ゲルマニウム温浴」というキーワードを聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。 その一方で、 ・ゲルマニウム温浴がどういうものか ・ゲルマニウム温浴にはどういう効用があるのか ということについては知らないという方のほうが多いのではないでしょうか。 今回の記事では、ゲルマニウム温浴についてはもちろん、ゲルマニウム温浴を行うことで得ることのできる効用などについてご紹介します。
目次
ゲルマニウム温浴とは
出典:写真AC
ゲルマニウム温浴とはどんなもの?
ゲルマニウム温浴とは「ゲルマニウム」という物質が入った40度~43度ほどのお湯に手足を15分~20分程度浸けて楽しむ入浴法のことです。
全身浴とは異なり、手足だけを浸す手足温浴法であるゲルマニウム温浴は、子どもから高齢者まで手軽に楽しめる入浴法の一つです。
※ゲルマニウム
出典:shutterstock
ゲルマニウム温浴で使われる人体に無害な「有機ゲルマニウム」には
・血液の浄化
・新陳代謝アップ
などといった効用が期待されています。
水に溶けやすい性質を持つ有機ゲルマニウムは、浸透性が高く、有効成分が皮膚呼吸により体内に吸収されます。皮膚から浸透した有機ゲルマニウムは血液とともに全身を巡り、短時間で発汗を促します。
また、有機ゲルマニウムに体内に大量の酸素を作り出すという優れた性質があるため、大量の酸素を全身の隅々の細胞まで運び血液を浄化します。
その結果、新陳代謝が活発化し免疫力・自然治癒力が高まります。
有機ゲルマニウムは、体内に長く残留することはなく吸収後2〜3日で体外に排泄されます。
その際に、酸性化の原因となる体内の水素イオンと結合し、体内で発生した毒素や老廃物を捕まえて、汗や尿とともに体外へ排出する働きもします。
参考:KMC|ゲルマニウム温浴
参考:NATURALSPA|ゲルマニウム温浴
有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムの違いとは?
ゲルマニウムには大きく分けて
・有機ゲルマニウム
・無機ゲルマニウム
というものがあります。
ゲルマニウム温浴で使われているのは、前の見出しでご紹介したように人体に影響のない「有機ゲルマニウム」です。
有機ゲルマニウムは自然界にある植物に含まれていて、高麗人参(こうらいにんじん)やアロエ、にんにくなどにも含まれている物質です。昔から有機ゲルマニウムは「健康に良いもの」として健康食品などとして販売されています。
奇跡の水と言われる「ルルド」をはじめ、山で湧き出る天然水にも有機ゲルマニウムの豊富なものがあります。奇跡の起きる理由は、ルルドの泉が多量に含有する有機ゲルマニウムにあるという研究結果もあります。
有機ゲルマニウムは、体内で有効に活用されるさまざまな作用を持ちながら、2・3日で体外に排泄される、人体に蓄積される事のない安全性が高いものです。
一方、無機ゲルマニウムは鉱物に含まれているものでIC機器やペットボトルを作る原料として使われています。よく見かけるゲルマニウムブレスレットや温浴用鉱石、温浴用ボールなどに利用されているのも無機ゲルマニウムです。
無機ゲルマニウムは毒性を持つので、絶対に摂取しないようにしましょう。
ゲルマニウム温浴で得られる効用
出典:写真AC
一体ゲルマニウム温浴には、どのような効用が期待できるのでしょうか。ここでは、ゲルマニウム温浴を行うことで得ることができる効用をご紹介します。
肩こりや腰痛改善におすすめ
実は、ゲルマニウム温浴は肩こりや腰痛改善におすすめです。
ゲルマニウム温浴をすることにより血行が促進され、代謝がアップがするため、本来の人間の血中pHである弱アルカリ性に体を保つことができるようになり、その結果、自然治癒力が高まり、肩こりや腰痛の改善が期待できます。
自然治癒力が高まると排泄力もアップするので、便秘の方にもおすすめです。
冷え性にお困りの方にもおすすめ
ゲルマニウム温浴は、手足の末端神経、毛細血管を刺激し、血液の巡りを良くしてくれるので、冷え性で普段お困りの方にもおすすめです。
生活習慣病の改善も期待できる
ゲルマニウム温浴することで血管が広がると、手や足の末端まで血液を送り出す心臓ポンプの負担が軽くなります。そのため、心臓の負担が軽くなり、また、血行障害が原因で起こるさまざまな病気の健康管理にとても良い働きがあります。
例えば、脳卒中の後遺症や脳動脈硬化症、心因性の胃・十二指腸かいようなどの症状の改善、また、老人ボケの進行防止などに効用があると言われています。
エイジングケア作用で美肌に
有機ゲルマニウムは「体の中の大掃除」をしてくれる貴重な物質です。
ゲルマニウム温浴をすると、汗を大量にかきやすくなります。そのため、体内に溜まった老廃物の排出につなげることができます。
また、発汗で新陳代謝も高まるので、肌のターンオーバーも正常化されます。細胞が活性化されることで、肌のハリと潤いを保ち、全身の筋肉の衰えも防いでくれる可能性があります。
ゲルマニウム温浴を行うことで、美肌につながり、アンチエイジング作用も期待できます。
ゲルマニウム温浴は、小じわやシミ、女性の大敵セルライト対策などにも利用されています。
新陳代謝アップで脂肪燃焼も期待できる!
ゲルマニウム温浴では、普段汗をかきづらい人でも新陳代謝が活発になるので多量の発汗が期待でき、1回およそ20分の温浴で、600kcalのカロリーが消費されると言われています。このカロリー消費は、ランニングでは約70分、エアロビクスでは約120分などの運動量に相当します。
一般的に、7,000kcalのカロリーを消費すると約1kgの減量につながると言われているので、カロリー消費を単純計算をすると、20分のゲルマニウム温浴を12回行うことで1kg減量できる可能性があるということになります。
また、体脂肪率は、1回の温浴で平均して2~5%落ちると言われています。
そのため、「運動が苦手」という方もゲルマニウム温浴をすると、手軽にダイエットがしやすくおすすめです。継続してゲルマニウム温浴をし新陳代謝を高めることは、体脂肪がつきにくい・痩せやすいカラダ作りにもつながります。
老廃物や余分な水分が排出されやすくなるため、手足のむくみも改善されやすくなります。
参考:EPARK|ゲルマニウム温浴
参考:スポーツクラブプラスONE|ゲルマニウム温浴効果
参考:Bodies|ゲルマニウム温浴
ゲルマニウム温浴のおすすめの頻度は?
ゲルマニウム温浴をする頻度は、程よく発汗する程度であれば毎日行ってもかまいません。
体内に吸収された有機ゲルマニウムが2〜3日で体外へ排出される性質であることを考慮すると、週に2〜3回程度を目安とするのがおすすめです。何よりも「続けること」が大切ですので、最初は無理のない頻度でからはじめてみることをおすすめします。
運動不足解消のためにも、最初は気づいたときや気持ちに余裕のあるときにゲルマニウム温浴をしてみてはいかがでしょうか。
ゲルマニウム温浴には副作用はないの?
ゲルマニウム温浴による副作用は特にありません。
ですが、肌が弱い方の中にはかぶれ・シミなどが起きることがあります。
有機ゲルマニウムに毒性が無く人体に影響のない事は、各機関の調査によって証明されています(検査機関による長期間の臨床試験で、安全性を証明済みの商品のみ)が、ゲルマニウム療法を始めた際に、下痢や微熱、患部の痛みなどの症状が出る場合があります。
一般的に症状が悪化したわけではなく、今まで血行の悪かった所が改善され、うっ血していた汚れた血液が回り始める際や、自然治癒力が高まり体内に蓄積していた有害物質が追い出される際にみられる転換期症状で「瞑眩反応(めんけんはんのう)」と呼ばれるものです。これは、身体が順応するまでの一時的な症状なので、血液が浄化され血行が良くなるにつれて改善します。
症状が改善しない場合や、ひどい場合は速やかに医療機関の診察を受けましょう。
また、体調が悪いときにゲルマニウム温浴を行うと体調の悪化を引き起こすことがあるため、体調が悪いときはゲルマニウム温浴は行わないようにしてください。
その他にも、ゲルマニウム温浴は発汗作用が高いため、脱水症状や貧血になりやすいので注意が必要です。水分補給をしつつ、安全に楽しくゲルマニウム温浴を楽しみましょう。