イメージは動く森!木の温もりを感じながら旅する列車「ゆふいんの森」で、由布院温泉へ
目次
180℃広がる大パノラマ展望席からの眺望は大迫力
先頭と後尾(1号車と5号車)には、展望席があります。
運転席が低めに作られているので、見晴らしは抜群。
最前部の席は、次々と迫ってくるような景色に圧倒されます。
流れゆく景色を眺めながらのんびり過ごせる、最後尾の席も良いですね。
ただ、左右のはじに大きめの柱がある車両もあります。
目の前に広がる景色をしっかり見たいなら、最前列・最後列の通路側の席がおすすめです。
自然に溶け込むような感覚で風景を楽しめる展望スペース
3号車右側には、片面が大きな窓になっている展望スペースがあります。
座席よりもさらに大きな窓で景色が楽しめるし、気分も変わっておすすめですよ。
左側の座席などで慈恩の滝がよく見えるか心配な方は、そのタイミングで展望スペースに行くと安心ですね。
大分の大自然を舌で感じる。心に沁みる優しい味わいの弁当が勢揃い
同じく3号車の進行方向左側は、ビュッフェになっています。
大分グルメが堪能できるお弁当や、沿線エリアの行列ができる人気店のスイーツや地ビールが購入できます。
今回は、「ゆふいんわっぱ」(720円)を選びました。
可愛いまん丸おにぎりが入り、彩鮮やか。
上品な味が染み込んだ野菜の優しい味に、ほっと一息つけます。
大分和牛をローストビーフ、しぐれ煮、厚切り肉の3種類で味わい尽くす「百年の恵み 牛華絢爛(けんらん)」(2,900円)も美味しそう。
お弁当は、完全予約制です。
注文したい方は、乗車の1ヶ月〜2日前までに電話で予約してください。
行列店のスイーツや飲み物も外せない!
行列のできる由布院の人気店「由布院ミルヒ」のドーナツ「ミルヒクラッフェン」(180円)や、程よい甘さでスカッと気分転換できる「ゆふいんサイダー」(260円)も魅力的。
行列に並ばずに味わえるのは嬉しいですね。
由布院美術館に併設したおしゃれなカフェ桐屋の「かぼすアイスクリーム」(410円)も人気です。
ゆふいんの森の途中停車駅にも、温泉や見どころが満載
「ゆふいんの森」の停車駅には、由布院駅以外にも訪れたい温泉や観光スポットがあります。
【久留米駅】ぬるぬるの肌触りの美人の湯を堪能「久留米温泉」
出典:PIXTA
福岡県の「久留米温泉」は、筑後川のほとりにある平野部には珍しい自噴温泉です。
日帰りでも宿泊でも楽しめる温泉施設や宿がたくさんあり、気軽に楽しめます。
泉質は、美人の湯と言われるアルカリ性単純硫黄泉。
甘い硫黄の香りが漂う湯は、ヌルヌルとする肌ざわり。
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症などの効能があります。
【天ヶ瀬駅】1,300年以上前に開湯されたといわれる歴史ある温泉地「天ヶ瀬温泉」
出典:PIXTA
大分県日田(ひた)市にある「天ヶ瀬(あまがせ)温泉」。
1,300年以上前に開湯されたといわれる歴史ある温泉地です。
筑後川の上流、玖珠(くす)川を中心とする温泉街には、共同露天風呂や温泉宿・施設が立ち並びます。
先ほどご紹介した慈恩の滝は、天ヶ瀬駅から車で約7分ほど。
タイミングがあえば、迫力ある滝のすぐそばを走り抜けるゆふいんの森に出会えるかもしれません。
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【別府駅】まさに温泉大国!世界一の源泉数を誇る「別府温泉」
出典:PIXTA
ちなみに、ゆふいんの森Ⅰ世は、由布院の先、大分県にある「別府(べっぷ)温泉」まで足を伸ばせます。
別府温泉は、堂々の源泉数日本一。
別府市内には代表的な8つの温泉地があり「別府八湯」として親しまれ、それぞれ異なる泉質や風情が楽しめます。
街中からもくもくと湯気が立ち上がる風景は、国の重要文化的景観に指定され、NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」でも富士山に次いで2位に選ばれています。
出典:PIXTA
別府温泉の観光名所といえば「地獄めぐり」。
赤・青・白…の地獄池から熱泥や噴気が立ち上る様子は、まさに地獄絵図のようです。