車なしでも大丈夫!東京から電車やバスで気軽に行ける温泉地7選


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更新日:2022年4月20日

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むう

銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。

気分をリフレッシュさせたいと思ったり、日常の疲れを癒したくなった時、ふと温泉が恋しくなることがありますよね。しかし、せっかく温泉で癒されても帰り道が長いとまた疲れてしまうなんてことも。今回は、そんな時にぴったりな、思い立った時にふらりと気軽に足を運ぶことができる、東京から電車やバスなど公共機関を使って1・2時間程度で行けるおすすめの温泉地を7選ご紹介します。

【神奈川】温泉はもちろん食事・土産・観光も揃う一大温泉地「箱根湯本温泉」

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神奈川県にある「箱根(はこね)温泉」は、言わずと知れた一大温泉地。

「箱根十七湯」と呼ばれる大小17の温泉地があり、どの温泉も人気があります。

その中でも特に賑わいをみせる「箱根湯本温泉」は、箱根エリアの玄関口に位置しており、新宿駅から小田急ロマンスカーで最速約73分で乗り換えなしで行ける利便性の高さが魅力です。

箱根湯本温泉とは

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豊かな自然に恵まれた箱根湯本温泉は、奈良時代に発見されたといわれる箱根温泉郷で最も古い温泉地です。

駅前から温泉街が広がっていて、温泉宿や食事処、食べ歩きグルメや土産物屋などが所狭しと並び、一年通して多くの観光客が訪れます。

明治皇后をはじめ、政治家や数多くの著名人にも愛され、国の重要文化財に指定されている宿もあります。

周辺には、北条氏の菩提寺である「早雲寺」をはじめとした由緒ある神社仏閣などの観光スポットも充実しています。

温泉の特徴

箱根温泉郷は1日25,000tもの豊富な湯量で、湧出量は全国5位を誇ります。

単純温泉やアルカリ性単純温泉をはじめとする約20種類もの泉質があることから、「湯のデパート」とも呼ばれています。

効能は神経痛、冷え性、慢性皮膚病などがあり、特にアルカリ性単純温泉の湯は美肌にも良いといわれています。

<温泉地詳細>
・温泉名:箱根湯本温泉
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本
・アクセス方法:小田急線「新宿駅」から小田急ロマンスカーに乗り最速で約73分で「箱根湯本駅」着。

【静岡】東京から最短35分で行ける海沿いの温泉地「熱海温泉」

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静岡県熱海市にある「熱海(あたみ)温泉」は、東京駅から新幹線で快適に移動しながら、最短35分で到着できる温泉地です。

駅前から、熱海市の名所・旧跡を中心に巡回する観光バスなどが出ていて観光にも便利です。

熱海温泉とは

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太平洋に面し、海沿いにオーシャンビューの温泉宿が立ち並ぶ熱海は、美しい景色と温暖な気候から「日本のハワイ」と呼ばれ、かつては新婚旅行先としても人気を博してきました。

駅近辺のアーケード​​から海岸沿いまで続く温泉街では、豊富な水産資源を生かした海鮮などを楽しめる食事処や土産処が軒を連ね、お腹を満たしながら散策が楽しめます。

熱海名物ともされる、1年を通じて開催される花火大会をはじめ、梅林、秋の紅葉など、どの季節に訪れても見どころが満載です。

温泉の特徴

500を超える源泉数の多くが42度以上の高温泉で平均温度は約63度となっており、かつては海からも熱い湯が噴き出ていたことから、熱海温泉の名前が付いたと言われています。

泉質は、塩化物温泉と硫酸塩温泉が約9割を占め、塩分が皮膚を覆い保温作用が高まることで、特に神経痛や冷え性などの効能が期待できます。

さらに、美肌をサポートしてくれるメタケイ酸含有率の高さも自慢です。

<温泉地詳細>
・温泉名:熱海温泉
・住所:静岡県熱海市
・アクセス方法:
「JR東京駅」から「JR東海道新幹線ひかり」に乗り約35分で「熱海駅」下車(こだまは約50分)

「JR東京駅」から「JR東海道線」に乗り約1時間50分で「熱海駅」下車

【栃木】日光観光に好アクセスの渓谷美を楽しめる温泉地「鬼怒川温泉」

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栃木県日光市内にある「鬼怒川(きぬがわ)温泉」は、最寄りの鬼怒川温泉駅から、東武日光駅へ電車で30分ほどでアクセスできるため、日光観光も一緒に楽しめる温泉地です。

ホテル・旅館によっては、上野駅や池袋駅などから、直通のバスが出ている場合もあります。

鬼怒川温泉とは

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鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが立ち並ぶ鬼怒川温泉は、関東有数の規模を誇る温泉で、渓谷美と清流を間近に感じながら湯浴みを楽しむことができます。

江戸時代に発見され、当時は日光に詣でる僧侶や大名のみが入浴を許可されたという由緒正しい温泉であり、明治以降になってようやく一般利用ができるようになりました。

秋には紅葉に美しく彩られる名所として賑わい、周辺には鬼怒楯岩(きぬたていわ)大吊橋や龍王峡(りゅうおうきょう)など観光スポットも目白押しです。

温泉の特徴

鬼怒川温泉はアルカリ性単純泉で、無色透明、無味無臭のなめらかな湯のため肌への刺激も少なく、子供から年配の方まで安心して浸かることができます。

効能は火傷、神経痛、筋肉痛などの効能があるとされ、特に火傷への効能が高いことから「傷は川治(川治温泉)、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と、鬼怒川温泉の上流に位置する川治温泉と共に称されてきました。

<温泉地詳細>
・温泉名:鬼怒川温泉
・住所:栃木県日光市鬼怒川温泉大原
・アクセス方法:「北千住駅」から「東武伊勢崎線・特急きぬ」に約110分乗車し「鬼怒川温泉駅」で下車