温泉宅配サービスに注目!自宅で本格温泉を楽しめる優れもの
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むう
銭湯のとなりに住むほどの温泉好きで、温泉はまさにライフスタイルの一部。休日は宿自慢の料理でお腹も満たせ、気軽に旅気分が味わえる温泉旅館の食事付き日帰りプランがお気に入りでよく利用しています。チョイスの決め手は露天風呂で、大自然や街並みを眺めながら心ゆくまで湯に浸かり、日々の疲れをリセットさせています。
新型コロナウイルスの流行により、気軽に温泉旅行に出かけることがためらわれる昨今、自宅で本格温泉を楽しめる「温泉宅配」というサービスに注目が集まっています。以前から、ご高齢の方や身体上の理由などで温泉に行きづらい方に多く利用され好評を得ていましたが、近頃はプレゼントや自分へのご褒美としても人気が高く、さまざまな方が利用するようになってきています。今回は、「温泉宅配サービス」についての詳しい説明と、おすすめの温泉宅配サービス3選をご紹介します。
目次
温泉宅配サービスとは?
温泉宅配サービスとは?
提供:湯運からさわ
温泉宅配とは、全国各地から汲み上げた温泉を自宅まで届けてもらえるサービスのことです。
サービスを行っているのは保健所の認可を受けた業者、もしくは保健所の認可を受けた業者と提携して運搬する専門業者で、温泉の汲み上げや配達時の衛生管理も行っています。
2つの宅配方法とその料金相場
業者がトラック(タンクローリー)やポリタンクで直自宅まで運ぶ方法
提供:湯運からさわ
汲み上げたその日に高い源泉の温度を保って配送されるので、配達後まもなく新鮮な温泉を楽しむことができます。
料金の相場は、1回分(約150L)につき2,000~3,500円程度です。
この方法の多くは、配達エリアが限られていて、エリアの範囲外になると送料が加算されていく仕組みになっています。
通販などで購入し、ダンボール梱包されたポリタンクを宅急便で受け取る方法
提供:株式会社創泉コーポレーション
ネットで気軽に注文でき、基本的に全国どこにでも配達が可能な段ボールに梱包された温泉は、業者が家に入り浴槽に温泉を入れる手間がないので、受け取りが楽であるというメリットがあります。
ただし、温泉は常温で届くため、入浴前に浴槽での追い焚きや熱いお湯を足す必要があります。
また、ダンボール1箱(20L)につき2,500~3,700円くらいが相場となっていますが、一般家庭のお風呂は150~200L程度が適量なので、20Lポリタンクだと8〜10箱くらいになり、20,000円以上のコストがかかります。
温泉地のお湯と宅配されてくるお湯の違いは?
地下から温泉を汲み上げる際に、空気に触れてお湯の色が少し変化することはありますが、トラックでもダンボールでもしっかり密閉された状態で運ばれるので、濃度や成分自体は変わりません。
ただし、輸送中に菌が繁殖してしまわないよう、成分に影響がでない程度に塩素消毒をして対策している業者もあります。
温泉宅配を自宅で楽しむ際の方法と注意点
浴槽への給湯方法
トラックの場合
提供:湯運からさわ
業者が専用ホースを使って、指定の湯量を直接浴槽に注いでくれます。作業時間は約15分ほどです。
マンションの高層階の場合、ホースが届かない可能性があるので、あらかじめ業者に確認をしておきましょう。
ダンボールの場合
ダンボール箱に梱包された温泉を自分でお風呂に注ぎます。前述のように、一般家庭のお風呂は150~200L程度が適量なので、20Lポリタンクだと8〜10箱くらい注ぐ必要があります。その後、追い焚きまたは熱いお湯を足して適した湯温まで温めましょう。
追い焚きしても良いかは、温泉の泉質による
単純温泉は追い炊き可能ですが、草津温泉のような強酸性のお湯に追い炊き機能を利用すると、追い焚き機能の故障の原因となることがあるので気をつけましょう。
ちなみに、常温で届くダンボール配達の場合は、そもそも自宅で温める必要があるので、追い炊き可能な泉質であることが多くなっています。
お風呂掃除についても注意点がある可能性があるので、業者に確認をするのをおすすめします。
お湯は、基本は1日1回限りの利用で
お湯に菌が繁殖する恐れがあるため、日を跨いで繰り返し利用することはあまり推奨できません。
しかし利用者の口コミによると、同じお湯を2~3日ほど利用している方も多くいて、かつ、数日・複数回入浴したい方に向けて、錠剤タイプの消毒剤をサービスしてくれる業者もあります。
そのように利用する場合は、必ず追い炊きをする必要がありますので、追い炊き可能な泉質を選ぶことが重要です。
残り湯を洗濯に利用するのは控える
温泉には水道水にはないような、さまざまな物質が含まれています。
その物質により衣類が変色したり、ダメージを受けてしまう可能性もあるので、洗濯利用は控えるようにしましょう。