疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善に温泉がいいって本当?


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更新日:2020年11月13日

「疲れたなぁ」と思ったら「温泉にゆったりと浸かりたい」と考える方も多いのではないでしょうか。実際に、温泉に浸かるとなんとなく疲れがとれたような気がするという方も多いと思います。ですが、本当に温泉には疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善は期待できるのでしょうか? 今回の記事では、温泉に浸かることによって本当に疲労回復の効果が期待できるのかどうかに加え、疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善におすすめの温泉地を4つご紹介します。

疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状にもおすすめ?

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よく、温泉に入ると「疲れがとれた」「ストレス発散になった」と言っている方もいますが、実際のところ本当に改善や軽減されているのでしょうか。

環境省が公式に発表している「温泉療法のイ・ロ・ハ」を見てみますと、温泉に浸かることによって疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状に効用が期待できると紹介されています。

参考:温泉療養のイ・ロ・ハ|療養泉を知ろう

温泉に浸かることで疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の解消に効用が発揮されるのは嬉しいですね。

特に、ストレスによる諸症状の場合ですが、

・自律神経不安定症
・ストレスによる睡眠障害
・ストレスによるうつ状態

などといった悩みを抱えている方が、ストレスによって発症している症状に効用がが期待できる温泉に浸かる頻度を増やすことにより、今までよりも寝付きやすくなったり、より前向きな気持ちになる可能性が高まります。

もちろん

・普段から疲労感がなかなかとれない
・大きな病気の治療をしてからなかなか体調が優れない

といった方も、今抱えている悩みの解消が期待できます。

温泉に浸かる頻度を増やすと、実際に今まで抱えていた疲労感がなんとなく取れたような感じがしたり、退院してから体調が優れなかったのに以前より体調がよくなった気がするという方は多いです。

疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善におすすめの3つの泉質

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一言で「温泉」といっても、さまざまなお湯の種類があります。「どの温泉に浸かれば疲れがとれやすくなるの?」と思っている方も多いと思います。

疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善が期待できる泉質は一体どれなのでしょうか。

ここでは、おすすめの泉質を2つご紹介します。

単純泉

単純泉は、成分が比較的薄めのお湯です。そのため、体に優しく刺激が少ないため、高齢者の方にとても人気があります。

お湯に含まれている成分が他の泉質よりも少ないため、即効性は期待できません。ですが、脳卒中のリハビリに使われるくらい期待されている泉質で「脳卒中の湯」「神経痛の湯」などとも呼ばれています。

単純泉は特に病後回復の効果が大きく期待でき、それに加えて疲労回復やストレス解消の効果も期待できます。

病気の治療後で体調があまり優れない方をはじめ、これらの悩みを抱えている方には特に浸かっていただきたい温泉です。

参考:温泉ソムリエ家元 遠間和広の「温泉ソムリエの癒し温泉ガイド」|「単純温泉」の特徴

塩化物泉

塩化物泉も、高齢者に人気のある泉質で、疲労回復に効用があります。

塩化物泉には大きく分けて3種類あり

・ナトリウム塩化物泉
・カリウム塩化物泉
・マグネシウム塩化物泉

といった3つの塩化物泉が存在します。どの塩化物泉にも塩分が含まれているのですが、塩分以外に含まれている物質の違いでこのように3つに分けられています。

塩化物泉の大きな特徴は、肌に残った塩分によって汗が蒸発しにくくなり、保温効果が期待できるというところです。

参考:温泉ソムリエ家元 遠間和広の「温泉ソムリエの癒し温泉ガイド」|「塩化物泉」の特徴

炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉はアルカリ性のお湯で、疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状の改善をはじめ、古くなった角質や皮脂の除去が期待できるおすすめの泉質です。

また、お肌がツルツルになることが多いため「美人の湯」とも言われています。

参考:温泉ソムリエ家元 遠間和広の「温泉ソムリエの癒し温泉ガイド」|
「炭酸水素塩泉」の特徴

疲労回復・病後回復期・ストレス解消におすすめの浸かり方

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せっかく温泉に浸かるのなら「より疲れが取れる浸かり方が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、ここでは疲労回復・病後回復期・ストレスによる諸症状で悩んでいる方にぜひ行っていただきたいおすすめの温泉の浸かり方をご紹介します。

ぬるめのお湯にのんびり浸かろう

ぬるめのお湯にのんびりと浸かると、疲労回復がとても期待できます。

熱いお湯がお好きな方もいらっしゃるかと思いますが、熱いお湯に長時間入るとのぼせてしまうことがあります。また、逆に体力を消耗して湯疲れしてしまうこともあります。

そのため、39度~40度の「このお湯ならずっと温泉に浸かっていられるな」といった温度のお湯に15分~20分程度浸かるとおすすめです。

この温度が湯疲れもしにくく、何より一番リラックスしながら浸かることができる温度ですので、疲れが溜まっている方はぬるめのお湯にのんびりと浸かってみてください。

参考:大正製薬|お風呂は寝る”直前”に!疲労回復におすすめの入浴法!

サウナで汗をたっぷり流そう!

「サウナに入ると暑さでより体力を消耗してしまうのでは」と思った方もいらっしゃると思います。実はサウナは疲労回復が期待できるおすすめの場所なのです。

サウナの最大の特徴は体がとても温まるというところです。サウナに入って体が温まることにより、血液循環の向上が期待できるため、疲労回復につながる可能性が高まります。

おすすめの入り方は、まず温泉に浸かり、10分前後サウナに入り汗をかきます。その後、38~40℃のぬるめのお風呂に2~3分、水分補給をしてからもう一度サウナに入ります。

こうすることにより、サウナにサッと入るだけよりもさらに疲労回復やストレス解消につなげることができます。

参考:@DIME|実は間違っている人も多い!医師が教える健康効果を高めるサウナの入り方

お湯と水風呂に交互に浸かって自律神経を整えよう

・疲れている
・食欲がない
・気分が落ち込んでいる

などといった悩みを抱えている方は、ぜひお湯と水風呂に交互に浸かってみてください。

まず、42℃程度のお湯に浸かります。その後、水風呂に30秒~1分ほど浸かり、もう一度お湯に浸かるということを繰り返します。何度か繰り返した後は横になって安静にしておきましょう。

こうすることにより、自律神経の働きの向上が期待できます。自律神経がしっかりと働くようになると、疲労回復はもちろんストレスによる諸症状の改善にもつながります。

参考:MCナースネット|自律神経を整える「温冷交代浴」のやり方