神経痛の改善に温泉はおすすめ?温泉の効用と3つのおすすめ温泉地
いまこの記事を読んでくださっている方のなかには「太ももがしびれる」「腰とお尻が痛い」など、神経痛に悩まされているのではないでしょうか。 よく温泉に行くと「温泉の効能」などと書いてある看板に「腰痛・関節痛・神経痛」と書いていますよね。果たして、温泉に浸かることで本当に神経痛は軽減されるのでしょうか? 今回の記事では神経痛と温泉の関係性と、神経痛におすすめの泉質、そして神経痛を抱えている方にぜひ行っていただきたいおすすめの温泉地をご紹介します。
目次
神経痛と温泉の関係性って?温泉は神経痛にいいの?悪いの?
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温泉は神経痛におすすめ!泉質の効用でより効果アップ
神経痛と温泉には一体どのような関係性があるのでしょうか?
実は温泉に浸かることによって、血液循環の向上が期待できるため神経痛の軽減が期待できます。
このことは、環境省が公式に発表している「温泉療養のイ・ロ・ハ」にも、温泉に浸かることによって神経痛の軽減が期待できると記載されています。
また、しびれや痛みが発生しやすい脚や腰を伸ばしてゆったりと浸かることができるという点も温泉の大きなメリットです。
つまり、温泉に浸かる頻度を今まで以上に増やすことで、神経痛の軽減が期待できるということになります。
神経痛を緩和したい方には温泉が非常におすすめです。
患部が腫れているときや熱を帯びている時は控えよう
神経痛の軽減も期待できると説明しましたが、いつ温泉に浸かってもいいというわけではありません。
神経痛がひどいときや、幹部が腫れていたり、熱を帯びているときは温泉に浸からないようにしてください。温泉で得ることのできる効用は、あくまでも「神経痛の軽減・緩和」です。温泉に浸かることで神経痛を治すことはできません。
特に幹部が腫れているときや、熱を持っているときに温泉に浸かると痛みがひどくなる場合があるため、痛みや腫れが治まるまで控えるようにしましょう。
神経痛におすすめの3つの泉質
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ここでは、神経痛におすすめの3つの泉質をご紹介します。
単純温泉
単純温泉は、温泉に含まれている含有成分が少ない泉質です。
もともとお湯に含まれている成分が少ないため低刺激でお肌に優しい温泉で、高齢者に人気があります。
子供や高齢者も安心して入れることから「家族の湯」とも呼ばれています。
低刺激ではありますが、単純温泉は頻繁に浸かることによって神経痛の緩和が期待できるおすすめの泉質です。
放射能泉
放射能泉は、名前のとおりお湯に放射能を含む温泉です。
「放射能が入っているから危険なのでは?」と不安に思った方も多いと思いますが、放射能泉に含まれている放射能は「ラドン」と呼ばれる人体に影響のない放射能です。
放射能泉に含まれているラドンは体内に吸収されるのですが、すぐに排出されるため体に悪影響を及ぼすことはありません。
また放射能泉は貴重な泉質で、数ある泉質の中でも一番さまざまな体や心の悩みの解消につながりやすい泉質です。
特に放射能泉に浸かることによって、神経痛の緩和は大きく期待できます。
ですが、放射能泉は湯あたりがしやすい泉質ですので、長時間浸からないようにするなど注意が必要です。
塩化物泉
塩化物泉(えんかぶつせん)は、なめらかで肌触りが良いため人気のある泉質です。
癖が少なく、低刺激であるため高齢者にも人気があります。
また、保温効果が高い点が特徴で、湯冷めしにくく温泉からあがったあともポカポカするためとても気持ちいいです。
特に神経痛の軽減・緩和が期待できる泉質ですので、神経痛で悩んでいる方にはぜひ浸かっていただきたい泉質です。
神経痛を改善しに温泉へ出かけよう!おすすめの温泉地4選
それでは、神経痛の改善が期待できるおすすめの温泉地を4つご紹介します。
都内から気軽に行ける「箱根湯本温泉」
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都内から最も近く行きやすいと行っても過言ではないほど、身近な温泉「箱根湯本温泉」。
新宿駅から小田原ロマンスカーを利用して約1時間半で行けるため「温泉にゆっくりと浸かりたい」と思ったときに気軽に行くことができます。
箱根湯本温泉の泉質は単純泉・アルカリ性単純泉のため神経痛の改善が期待できます。
都内をはじめ、首都圏からもとても行きやすいですし、神経痛で悩んでいる方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
国内屈指の大温泉郷「別府温泉郷」
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別府温泉は日本にある温泉地のなかでもかなり広く、ほぼすべての泉質が揃っていると言っても過言ではないほどたくさんの温泉があります。
明治時代から親しまれているほど歴史は長く、今では日本を代表する有名な温泉地として毎日たくさんの方々が訪れている人気の温泉地です。
泉質も豊富で、単純泉、塩化物泉、硫黄泉などさまざまなお湯があるため温泉めぐりが大好きな方は大満足すること間違いないでしょう。
もちろん、別府温泉には神経痛の軽減が期待できる泉質もあるため、本格的な温泉めぐりをしつつ、ゆったりと温泉に浸かって神経痛を癒やしてみではいかがでしょうか。
足の傷を癒す白鷺が始まり「和倉温泉」
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和倉温泉は、石川県の能登半島最大の観光地にある温泉です。
およそ1200年の歴史があり、かつて足の傷を癒やしにきた一羽の白鷺(しらさぎ)によって発見された温泉だと言い伝えられています。
そのため、傷や皮膚病に悩んでいる方が多く訪れる温泉となっています。
もちろん、神経痛の改善も期待できる泉質ですので、歴史のある世界的に認められた温泉にゆったりと浸かってみてはいかがでしょうか。
東北の温泉の里「乳頭温泉郷」
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乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)は「東北の温泉の里」として有名で、7つの宿と7つの温泉が存在します。湯めぐり号も運行しているため、7つの温泉を自由に楽しむことができます。
乳頭温泉郷も、温泉めぐりが大好きな方にはぜひ行っていただきたい温泉地です。
泉質は10種類以上あり、単純泉をはじめ痙攣(けいれん)や炎症の改善が期待できる「炭酸水素泉」や通常の硫黄泉よりも成分が少なくにおいも少ない「単純硫黄泉」など、乳頭温泉郷にある7つの温泉ではそれぞれ全く違う泉質を楽しむことができます。
神経痛を改善しつつ、さまざまな温泉に浸かってみてはいかがでしょうか。