長風呂は危険?デメリットと正しい入浴法で得られるメリットを押さえよう
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正しい入浴法を実践して得られる長風呂のメリット
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正しい入浴方法を実践すれば、長風呂が好きという方も安全にかつその効能を得ることができます。ただ、長風呂といっても限度がありますので、体調と相談しながら無理のない入浴を心がけましょう。
1. 老廃物を体の外に出す作用(デトックス作用)が期待できる
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血液の循環が良くなって体も温まり、じんわりと体から汗が出てきます。汗と一緒に体に溜まった老廃物が体の外に排出されることで、肌がつるつるになったり代謝が良くなります。
バスソルトなどの発汗作用のある入浴剤を入れるとさらに汗が出やすくなるでしょう。
2. リラックスできる
ぬるま湯は体への負担も少なく、副交感神経が優位になるので心身の緊張をほぐしリラックスすることができます。ラベンダーやオレンジなど、リラックスへ導くエッセンシャルオイルをお風呂に数滴たらすと、より穏やかな気持ちになれるのでおすすめです。
3. 体の不調が緩和される
お湯で体を温めると血液の循環がよくなり体温が上がるので、冷え性の予防や肩こりや腰痛、筋肉痛などの体の不調の緩和へと繋がります。
入浴剤を入れることで温浴作用が向上し、風呂あがり後も冷めしにくく温まった状態が持続します。
4. 体のむくみが緩和される
長時間歩いたり立ち仕事をしていると、重力の関係で足に水分が溜まり、むくみの原因になります。お風呂に浸かると水圧作用によりリンパが流れやすくなり、温熱作用による血流改善との相乗効果でむくみが緩和されます。
5. ダイエット効果があるという噂は間違い
長時間お風呂に浸かることで体が温まり、脂肪が燃焼されてダイエット効果があるという情報を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、お風呂に入っただけでは簡単に脂肪は燃焼されません。湯あがりに体重が減る理由は、脂肪が燃えたからではなく汗で体の水分が外に出たからなのです。デトックス効果とダイエット効果を取り間違えないようにしましょう。
長風呂は適度に。注意点に気をつけながら入浴し、心も体もリラックスしましょう
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入浴は副交感神経を高めたり疲労回復やデトックス作用が得られる、身近な健康法です。入浴時間やお湯の温度に気をつけて入浴作用を高めながら、心も体もリラックスした有意義なバスタイムを楽しみましょう。