【長野】信州にある「渋温泉」2泊3日旅!情緒あふれる街並みと外湯めぐり
目次
【Day3】9つの「外湯:共同浴場」の湯めぐり最終日
〈10:00〉
八番湯 神明滝の湯
提供:山ノ内町観光連盟
最終日に入り、いよいよ九湯めぐりもあと2つを残すのみ。
朝一番に向かうのは、床も浴槽も木造で趣きのある「八番湯 神明(しんめい)滝の湯」です。
「神明滝の湯」の名前は、背後にある神明山から温泉が湧出し、かって打たせ湯(滝)のように温泉を落していたことに由来します。
婦人病の効能があり、子宝に恵まれる湯と言われています。
<施設詳細>
・施設名:八番湯 神明滝の湯
・住所:長野県下高井郡下高井郡山ノ内町平穏2230
・電話番号:0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
・営業時間:6:00~22:00 ※コロナの影響により(月、水、金曜日)13:00~17:00、(GW、年末年始、日・火・木・土曜日)10:00~17:00になる場合あり
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:渋温泉旅館に宿泊者は無料 ※宿泊者以外は利用不可
・観光マップ:Day3 A地点
九番湯 渋大湯
提供:山ノ内町観光連盟
九湯めぐりの最後は、九つの外湯の中で一番広い「九番湯 渋大湯」。
道路下の半地下のような場所にあり、建物の屋根の上には足湯と恵比寿神社があります。
提供:山ノ内町観光連盟
「九番湯 渋大湯」は、床も浴槽も木造で情緒満点。仕切りで熱湯と温湯に分けられているので浸かり比べができます。鶯色(うぐいすいろ)のお湯の泉質は、子宝、リュウマチ、神経痛の効能あり。浴室内にはヒノキの蒸し湯もあります。
「九番湯 渋大湯」だけは、日帰り温泉として、渋温泉の旅館に宿泊しない方々も利用できる外湯となっています。
<施設詳細>
・施設名:九番湯 渋大湯
・住所:長野県下高井郡下高井郡山ノ内町平穏2115
・電話番号:0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
・営業時間:6:00~22:00(渋温泉宿泊客以外は10:00~) ※コロナの影響により(月、水、金曜日)13:00~17:00、(GW、年末年始、日・火・木・土曜日)10:00~17:00になる場合あり
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:渋温泉旅館に宿泊者は無料、宿泊者以外は500円
・観光マップ:Day3 B地点
渋高薬師へ参拝
提供:山ノ内町観光連盟
湯めぐりを終えたら、九番湯向かいの石段を登り、温泉街を見下ろす「渋高薬師(しぶたかやくし)」へ参詣して印受をすると、満願成就となります。
九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益を得ましょう。
<施設詳細>
・施設名:渋高薬師
・住所:長野県下高井郡山ノ内町 渋2208
・観光マップ:Day3 C地点
提供:金具屋
「渋高薬師(しぶたかやくし)」の石段を降りた所のすぐ右隣にあるのは、1758年創業という長い歴史を持つ、由緒ある温泉宿「金具屋(かなぐや)」。
江戸時代から地域の方々の心身を整える療養、遊興のために営業してきた老舗の宿です。
提供:金具屋
昭和4(1929)年に建てられた金具屋の旧臨仙閣(りんせんかく)本館や旧臨仙閣浴堂、昭和11(1936)年に建てられた斉月楼(さいげつろう)と大広間は、温泉旅館建築として優れていることから、国指定有形登録文化財に指定されています。
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルとも言われている「金具屋」は一見の価値ありです。
<施設詳細>
・施設名:金具屋
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2202
・電話番号:0269-33-3131
・宿泊料金(1泊2食、2名利用時):17,600円〜
・観光マップ:Day3 D地点
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↓徒歩約2分
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【Day3】「小石屋旅館」で地元食材たっぷりのピッツアを
〈12:30〉
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最終日のランチは、「小石屋旅館」の1階にある、カフェレストランで。
木がふんだんに使われた店内には、壁に大きな世界地図があり、お客さんが書き込みできるようになっています。その地図を見ながら、スタッフや他のお客さんと話すのも楽しいひとときです。
おすすめは、ランチメニューの「野沢菜とベーコンのピザ」(野菜サラダ、プチデザート、ドリンクが付いて900円)。地元の食材のコクのあるチーズと野沢菜の塩味がマッチした一品です。
<店舗詳細>
・店舗名:小石屋旅館
・住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2277
・電話番号:0269-38-0311
・営業時間:モーニング7:30~9:30、ランチ12:00~14:00、カフェ14:00~16:30、ディナー18:00~22:00(21:00 L.O.) ※曜日によってランチやカフェを行っていない場合もあるため要確認
・定休日:火・水曜日
・観光マップ:Day3 E地点
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↓徒歩約1分
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【Day3】渋温泉街でお土産購入
〈14:30〉
渋温泉2泊3日の旅は、温泉街を散策しながらお気に入りのお土産探しで締めくくりましょう。
おすすめお土産①:羽田甘精堂の一口サイズの餅菓子「はやそばもち」
「羽田甘精堂(はたかんせいどう)」は、昭和2年(1927年)に創業した老舗和菓子店。自慢のこし餡を使用したお饅頭をはじめ、心のこもったこだわりの和菓子を販売しています。
提供:羽田甘精堂
お土産におすすめの「はやそばもち」(12個入、720円)は、地元・山ノ内町産のそば粉を使ったお餅の中に、信州味噌と練りゴマをベースにした甘ダレを閉じこめた1口サイズの餅菓子。
信州を代表する素材を使って、3代目の店主が考案したお菓子で、ツルっとしたお餅と芳ばしい味噌ダレが相性ぴったりです。
<店舗詳細>
・店舗名:羽田甘精堂
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2316
・電話番号:0269-33-2324
・営業時間:8:00~19:00
・定休日:不定休
・観光マップ:Day3 F地点
おすすめお土産②:一度味わったらクセになる小古井菓子店「うずまきパン」
「小古井(こふるい)菓子店」は、昭和初期創業の老舗菓子店。
提供:小古井菓子店
渋温泉のご当地パンとして有名な「うずまきパン」(130円)は、まん丸のパンの表面に、うずまき状のカスタードクリームをのせたもの。
パンの中にマーガリンが入っており、少し温めて食べると、塩気のあるマーガリンが溶けて、カスタードの甘みと絶妙な味わいになります。
<店舗詳細>
・店舗名:小古井菓子店
・住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2114
・電話番号:0269-33-3288
・営業時間:8:00~19:30
・定休日:水曜日
・観光マップ:Day3 G地点
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↓徒歩約1分
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【Day3】「渋温泉入り口」バス停を出発
〈16:30〉
渋温泉2泊3日観光もここで終わり。帰路につきます。
観光マップ
【Day1】
A:渋温泉入り口
B:やり屋
C:地獄谷野猿公苑
D:一番湯 初湯
E:二番湯 笹の湯
F:三番湯 綿の湯
【Day2】
A:四番湯 竹の湯
B:ギャラリー玉村本店
C:横湯山温泉寺
D:渋温泉食堂 gonki
E:五番湯 松の湯
F:六番湯 目洗いの湯
G:七番湯 七操の湯
【Day3】
A:八番湯 神明滝の湯
B:九番湯 渋大湯
C:渋高薬師
D:金具屋
E:小石屋旅館
F:羽田甘精堂
G:小古井菓子店
渋温泉の外湯めぐりで、さまざまな効能とご利益を得る旅に出かけよう
2泊3日で九つの外湯をめぐるのは衣服の脱ぎ着など少し大変かもしれませんが、達成して満願成就の願いができたら大きな達成感も得られるのではないでしょうか。
とは言っても無理は禁物。気になる効能の外湯や街歩きをのんびり楽しむのも渋温泉にぴったりの過ごし方です。
今回の記事を参考に、次の休みは渋温泉への旅を計画してみませんか。