【長野】信州にある「渋温泉」2泊3日旅!情緒あふれる街並みと外湯めぐり
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ともきち
温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。
長野県、信州にある「渋(しぶ)温泉」。木造の風情ある建物が残るレトロな街並みをのんびり散歩したり、渋温泉の宿泊客は無料で利用できる九つの外湯(共同浴場)をめぐったり。その楽しみ方はさまざま。今回は、戦国時代の武田信玄にもゆかりある渋温泉へ2泊3日で出かける旅のプランをご紹介します。
目次
この旅行プランはこんな人におすすめ
・2泊3日のゆったりとした日程で旅したい
・外湯めぐりを堪能したい
・その土地ならではの料理を楽しみたい
旅のしおり
【Day1】
〈12:00〉渋温泉入り口バス停に到着
〈12:30〉やりやで蕎麦に舌鼓
〈14:30〉地獄谷野猿公苑を散策
〈16:00〉外湯:共同浴場めぐり
〈18:30〉宿にチェックイン
【Day2】
〈10:00〉外湯:共同浴場めぐりの続き
〈11:00〉酒蔵美術館で、日本画を鑑賞
〈11:45〉横湯山温泉寺に参拝
〈12:30〉渋温泉食堂 gonkiでランチ
〈14:30〉外湯:共同浴場めぐりの続き
〈17:30〉宿にチェックイン
【Day3】
〈10:00〉渋高薬師に参拝
〈12:30〉小石屋旅館でランチ
〈14:30〉渋温泉街散策とお土産購入
〈16:30〉渋温泉入り口バス停を出発
渋温泉2泊3日の旅スタート
【Day1】「渋温泉入り口」バス停に到着
〈12:00〉
「渋温泉入り口」バス停に到着。さぁ渋温泉2泊3日の観光が始まります。
<参考:電車・バス>
【東京より】→JR北陸新幹線で「長野駅」まで約85分
【新大阪より】→JR東海道新幹線に乗り「名古屋駅」でJR中央本線特急に乗り換え「長野駅」まで約3時間42分
【金沢より】→JR北陸新幹線で「長野駅」まで約1時間30分
「長野駅」→ 長野電鉄湯田中行き特急で約50分、「湯田中駅」下車。湯田中駅から上林行きのバスに約7分乗り、「渋温泉入り口」にて下車。または、タクシーで5分。
のどかな風景の続く横湯川沿いを走るバスを「渋温泉入り口」で降ります。川沿いの道、左へ1本入った道などの一帯に、情緒あふれる木造の建物が立ち並びます。
外湯や食事処、土産屋などもこれらの道沿いにあります。
<施設詳細>
・スポット名:渋温泉入り口
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏
・観光マップ:Day1 A地点
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↓徒歩約1分
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【Day1】「やり屋」で関東風の手打ち蕎麦に舌鼓
〈12:30〉
関東風の手打ち蕎麦がウリの蕎麦屋「やり屋」は、畳敷きの小上がりがあり、あちこちに招き猫やダルマなどの小物が置かれたり、絵がかけられたりしていてとても賑やかな雰囲気のお店です。
ランチで味わいたいのは、歯応えがしっかり感じられる平打ちの蕎麦「ざる蕎麦」(650円)。サービスで付いてくる野沢菜がシャキシャキと美味。
ぜひもう一品味わいたいのが「信州サーモン」(1,500円)。長野のブランド魚・養殖のサーモンを用いている「信州サーモン」は、脂が乗っていて、まろやかなサーモンの風味が口に広がる絶品です。
<店舗詳細>
・店舗名:やり屋
・住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2165-2
・電話番号:0269-33-2619
・営業時間:11:00~16:00、18:00~22:00
・定休日:不定休
・観光マップ:Day1 B地点
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↓徒歩約43分、または車で8分
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【Day1】「地獄谷野猿公苑」でスノーモンキーに出合う
〈14:30〉
提供:地獄谷野猿公苑
お腹が満たされたら、渋温泉周辺では一番の有名観光スポット「地獄谷野猿公苑」へ向かいます。
「地獄谷野猿公苑」は、険しく切り立った崖に囲まれ、噴泉が絶えず噴煙を上げている地獄谷にあります。標高850mの地獄谷の冬は厳しく、1mを越える雪に覆われ、最低気温が-10度を下回る日も珍しくありません。
1964年に開苑した「地獄谷野猿公苑」は、本来ニホンザルが暮らす環境の中で、より自然に近い状態でサルを観察することができる施設。
ヒトとニホンザルを隔てる柵はなく、ニホンザルと同じ空間で、サルの様子を自由に観察することができます。
提供:地獄谷野猿公苑
スノーモンキーとして広く世界中の人々に愛されている「地獄谷野猿公苑」のサルたちは、寒い冬には、温泉に浸かってほっこりした愛らしい様子を存分に見せてくれます。
<施設詳細>
・施設名:地獄谷野猿公苑
・住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
・電話番号:0269-33-4379
・営業時間:夏季(4〜10月ごろ)8:30〜17:00、冬季(11〜3月ごろ)9:00〜16:00 ※営業時間は概ねの目安。野猿公苑のニホンザルは野生動物のため、天候、季節、ニホンザルの行動などにより予告なく変動することがある。
・定休日:なし
・入場料:大人800円、子供(小学生~高校生)400円
・観光マップ:Day1 C地点
可愛いサルたちを観察したら、渋温泉街へ戻りましょう。
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↓徒歩約43分、または車で8分
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【Day1】9つの「外湯:共同浴場」の湯めぐりスタート。初日の3つ
〈16:00〉
渋温泉には、地元の方が毎日のように利用する外湯(共同浴場)が九つあります。
昔から大切に守られてきた外湯を渋温泉の宿泊客は無料で利用できるようになっていて、旅館で鍵を借り入浴します。
温泉の泉質は、どこもナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉ですが、それぞれ引いている源泉やその混合割合が異っているため、効能は外湯によって変わります。
祈願手ぬぐいにスタンプを押しながら外湯をめぐり、最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣してスタンプを押せば満願成就。九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれています。
ここでは、3日間で9ヶ所の外湯すべてをめぐるプランをご紹介しますが、ゆっくり入浴を楽しみたい方は、外湯それぞれの効能や雰囲気でいくつかお気に入りを選んでください。
一番湯 初湯
提供:山ノ内町観光連盟
「一番湯 初湯」の名は、渋温泉を発見した飛鳥・奈良時代の仏教僧・行基(ぎょうき)が、托鉢の鉢を洗ったので鉢湯、これが初湯に転じたことが由来と言われています。
シンプルな外観の外湯で、浴室内は、床・壁・浴槽などすべて木造。なんとも良い味わいを醸して出しています。
胃腸に効能があり、「胃腸の湯」と呼ばれます。
<施設詳細>
・施設名:一番湯 初湯
・住所:長野県下高井郡下高井郡山ノ内町平穏2195
・電話番号:0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
・営業時間:6:00~22:00 ※コロナの影響により(月、水、金曜日)13:00~17:00、(GW、年末年始、日・火・木・土曜日)10:00~17:00になる場合あり
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:渋温泉旅館に宿泊者は無料 ※宿泊者以外は利用不可
・観光マップ:Day1 D地点
二番湯 笹の湯
提供:山ノ内町観光連盟
続いて向かうのは、「一番湯 初湯」から西に歩いてすぐの右手にある「二番湯 笹の湯」。昔、笹薮(ささやぶ)に温泉が湧出してたので、この名が付けられました。
外湯の中で最も小さいお風呂の「二番湯 笹の湯」は、湿疹に効能があります。
<施設詳細>
・施設名:二番湯 笹の湯
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2175
・電話番号:0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
・営業時間:6:00~22:00 ※コロナの影響により(月、水、金曜日)13:00~17:00、(GW、年末年始、日・火・木・土曜日)10:00~17:00になる場合あり
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:渋温泉旅館に宿泊者は無料 ※宿泊者以外は利用不可
・観光マップ:Day1 E地点
三番湯 綿の湯
提供:山ノ内町観光連盟
坂をさらに下がった先、共同浴場の中で最も西側にある「三番湯 綿の湯」にも頑張って足を運びましょう。
綿の湯の名前の由来は、かって白い湯の花が浮いていたからと言う説があります。男女別の入り口の上には、小さな唐破風(からはふ)がついていて風情が感じられる建物です。
少し濁っているお湯は、切り傷、おできの効能があります。
<施設詳細>
・施設名:三番湯 綿の湯
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2927
・電話番号:0269-33-2921(渋温泉旅館組合事務所)
・営業時間:6:00~22:00 ※コロナの影響により(月、水、金曜日)13:00~17:00、(GW、年末年始、日・火・木・土曜日)10:00~17:00になる場合あり
・定休日:なし
・日帰り温泉の利用料:渋温泉旅館に宿泊者は無料 ※宿泊者以外は利用不可
・観光マップ:Day1 F地点
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↓徒歩約5〜10分
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【Day1】宿泊施設にチェックイン
〈18:30〉
渋温泉街周辺の宿泊施設にチェックインします。
【Day2】
宿泊施設を出発。
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↓徒歩約5〜10分
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