薬用入浴剤「湯の素」とは?温泉気分と効能が備わった実力派で自宅が本格温泉に
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ともきち
温泉が好きで、年に数回は友人や家族と国内旅行を計画し、色々な温泉地へ出かけています。温泉の中でも、濁り湯の露天風呂が特に好みです。旅先では、有名観光地や絶景スポットをひと通りまわり、地元の名物料理やお菓子の食べ歩きも欠かしません。旅好きならではの視点で、温泉地の情報や温泉にまつわる知識など、魅力あふれる記事をお届けします。
濃いオレンジの液体の入ったボトルに、緑色の文字で書かれた「湯の素」という文字。この商品は、知る人ぞ知る、自宅で本格硫黄泉を楽しめる実力派の入浴剤です。今回は、使い始めたらその湯の気持ち良さと効能にすっかり虜になってしまうという、「湯の素」をご紹介します。
目次
薬用入浴剤 硫黄乳白色湯「湯の素」とは?
大分県別府市の村上商会というメーカーの商品で、自宅に居ながらにして、別府温泉の中の明礬(みょうばん)温泉に浸かった気分になれる、合成保存料不使用・防腐剤無添加の入浴剤です。
お湯の色
湯の素の原液は、濃いオレンジ色です。
お湯に入れると、その瞬間は鮮やかな黄色になり、その後、お湯に広がっていくと味わい深い本物の温泉のような乳白色に変わります。
香り
湯の素をお湯に入れると、途端に硫黄泉の香りがふわっと広がります。目を閉じると、まるで温泉に浸かっているかのような錯覚に陥るほどの香りで、硫黄のお湯好きにはたまりません。
効能
湯の素は、乳幼児から大人まで温泉気分を楽しめる入浴剤です。効能には、リウマチ・しっしん・しもやけ・打ち身・産前産後の冷え性・乳幼児神経痛などがあります。
湯の素入りのお風呂に入ると、湯冷めしにくく、入浴後の肌は本物の温泉に入った後と同じくらい、すべすべ、さらさらになると言われています。
有効成分
湯の素には、多硫化態硫黄と酸化カルシウムが入っています。
薬用入浴剤「湯の素」の入浴方法
「湯の素」を使った入浴方法はとても簡単。お手軽に自宅で利用できます。
1. 1回の使用は、キャップ1杯程度
一般家庭用浴槽の湯(約180L)に、湯の素のボトルについているキャップ1杯程度の液体を入れ、よくかき混ぜて入浴します。
2. 入浴後は、体をシャワーで洗い流す
湯船から上がったら、身体に硫黄の匂いが残らぬよう、しっかりとシャワーで洗い流しましょう。
薬用入浴剤「湯の素」の使用上の注意点
1. 服などに付かないようにする
湯の素の液体が服などに付くと、頑固なシミになることがあります。
特に入浴前にキャップで湯の素を測る際には、液体が溢れてしまうことがありますので、服に液体が付かないよう服を脱ぎ湯船に浸かる直前に、ボトルキャップで適量を測ってお湯に入れるのがおすすめです。湯の素はお湯にすぐに溶けるので、すぐに入浴できます。
また、貴金属(アクセサリー)などは変色する場合があるので、入浴前に外しておきましょう。
2. キャップはしっかり洗う
湯の素は成分が結晶化しやすいので、お風呂に測り入れた後は、すぐにキャップを浴槽で濯ぎ洗いをしてからボトルを締めましょう。そうしないと、次に利用する際に固まってしまって、キャップを開けるのにペンチが必要になる可能性があります。
3. 入浴後は、すぐに浴槽を洗い流す
先ほどもご説明しましたが、湯の素は成分が固まりやすいので、入浴後は浴槽も速やかに洗い流しましょう。
もし、浴槽に色が付いてしまって風呂用洗剤で洗っても色が落ちない場合は、塩素系漂白剤を使用して色を落とす方法があります。
具体的には、厚手の紙(キッチンペーパーなど)に、塩素系漂白剤を浸して色が付いてしまった浴槽に貼り、少し時間を置き、その後洗い流します。それでも色が落ちない場合は、この作業を数回繰り返します。あまりやりすぎると浴槽を痛めるのでご注意ください。
4. ホーローの浴槽・追い焚き機能付きの風呂には使用しない
湯の素に入っている硫黄成分が、ホーローの浴槽や金属類などをいためてしまう可能性があります。追い焚き機能付きのお風呂や循環式の浴槽にも、湯の素を使用するのは避けましょう。
5. 肌が弱い人は医師に相談してから使用する
他の入浴剤でも同じことが言えますが、湯の素を使用して肌に異常を感じたら、ただちに使用をやめて医師に相談してください。
また、アレルギーがある方や肌の弱い方は、使用する前に医師に相談する方が安心です。万が一、湯の素の原液が目に入ってしまったら、すぐに水で洗い流して病院で診てもらいましょう。