江戸時代に開湯。北海道最大級の温泉地、登別温泉の歴史に迫る
目次
登別温泉の歴史に触れられる!おすすめスポット2選
1. 煮えたぎる風景はまさに地獄絵「地獄谷」
提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会
「北海道遺産」に認定されている「地獄谷」には現在も、多くの湧出口や噴気孔があり、辺りに硫黄の匂いと熱気・湯気が立ち込める中、お湯が煮えたぎる風景が見られます。
現在の地獄谷は、登別温泉の源泉としての役割だけではなく、温泉街の中心から遊歩道で簡単にたどり着ける観光地として人気のスポットとなっています。
他の爆裂火口跡なども十分に楽しみたい方は、大湯沼などを巡る約90分のハイキングコースがおすすめです。
<スポット詳細>
・スポット名:地獄谷展望台
・住所:北海道登別市登別温泉町
2. 登別温泉の歴史と歩む「第一滝本館」
「第一滝本館」は、登別温泉で初めて旅館業を行った、滝本金蔵氏が創業してから150年以上続く老舗旅館です。地獄谷の正面に位置しています。
◇「愛妻の湯」滝本のルーツ
滝本金蔵氏の妻はひどい皮膚病に悩んでいたため、登別温泉の噂を聞きつけた金蔵氏は妻を伴い山道を分け入りました。そして、治療のための湯小屋を建て、湯治を始めました。やがて妻の皮膚病は快癒。その効能を広めたいと、温泉の管理人である湯守(ゆもり)の許可を取り湯宿経営を始めたのが「愛妻の湯」と呼ばれる「第一滝本館」のルーツです。
バラエティ豊かな35の湯船を巡る
この投稿をInstagramで見る
「第一滝本館」の風呂は、なんと広さ1,500坪もあり、その湯量も圧倒的です。硫黄泉、芒硝(ぼうしょう)泉、重曹泉など、5つもの泉質の源泉かけ流しをバラエティ豊かな35の湯船で楽しめると共に、温泉を飲用できるコーナーもあります。
◇1日中過ごせるほど、施設やサービスが充実した旅館
温泉の他にも、プールやそば・ラーメンなどの飲食処、リラクゼーション施設、土産物売り場など盛りだくさんで、1日中滞在しても飽きないほどの充実ぶりです。
<施設詳細>
・施設名:第一滝本館
・住所:北海道登別市登別温泉町55
・電話番号:0120-940-489
・日帰り温泉の営業時間:9:00~18:00
・定休日:なし
・宿泊料金:(1泊2食付き、2名利用時)12,320円~
・日帰り温泉の利用料:大人2,250円、小人(3〜12歳)1,100円
大自然に囲まれた登別温泉へ。豊富な泉質と湯量を愉しむ湯めぐりの旅に出かけよう
提供:一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会
約15,000年前に始まった火山活動からできた「地獄谷」や、登別温泉の旅館発祥である「第一滝本館」など、今でもその歴史を肌で感じることができるスポットや施設が残る登別温泉。大自然に囲まれた登別温泉に、歴史と湯めぐりを愉しむ旅へ出かけませんか?